高山試験地庁舎前の自動気象観測装置(AWS)の点検

最近は夕方になると雷を伴う雨が降ることが多く,高山試験地庁舎前の自動気象観測装置(AWS)でどれぐらいの降雨量だったか確認するのが日常になっています.
ただ先週末辺りからですが,勤務している際に雨が降っていたのにも関わらず,AWSではほとんど0 mm(たまに0.5 mm)といった,かなり降雨量を過小評価する状況が起きていました.
このエラーは,試験地スタッフが常駐して実際に雨が降っていることを体験していたこと,スタッフによる日降雨量の計測値(出勤日のみ)との比較を行ったことで確認できました.
なお.このエラーは雨量計の入り口?にはゴミはなく(写真左),雨の通り道部分のゴミ(松の実?など)つまりが原因だったようです(写真真ん中:ゴミつまりの様子).
ゴミを取り除いた結果,正常な動作をするようになりました(写真右:掃除後)
やはり,庁舎で常駐する人がいること,人の手での計測を行うことは,何事も自動化されていく世の中であっても重要だということが,改めて感じたところです.

このAWSの降雨量のエラー?は2019/8/2頃から生じている可能性がありますので,利用される方はご注意ください.
なお注意点については,AWS1: 高山試験地庁舎前自動気象観測装置にも記載されておりますので,合わせてご覧ください.

       

高山試験地 助手 丸谷

カテゴリー: 高山試験地の日常 パーマリンク